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きもの×NFT

1.NFTの現状

NFT

エヌ‐エフ‐ティー【NFT】 の解説

《non-fungible token》複製・偽造の不可能な証明書を付与したデジタルデータ。また、その技術。アート作品など、複製でないことに価値があるものに、それが唯一のデータであることを証明する情報を埋め込んだもの。非代替性トークン。(goo辞書)

 

2021年前半、デジタルアーティスト「Beeple」のNFTアートが6900万ドル(約75億円)で落札されたニュースが話題となった。

当時ネットニュース内に『ブロックチェーン』という単語がタイトル内にあったので、ギリギリ見過ごすことがなくその記事にたどりつけたのを覚えています。その記事内には『NFT』という単語、その時はじめて知った単語です。

今となってはわかりやすく教えてくれるコンテンツやYouTubeなどたくさん増えていますが、その当時は本当にわからなかった。Non-Fungible Tokenノンファンジブル・トークン??非代替性トークン??smh!!

と、まったくわからなかったことを覚えており、ようやくたどり着いたサイトに「NFTアート作品はデジタルアートを唯一無二の「一点物」の価値を有するものにすることができる技術」と書かれていたので、これを呪文のように唱え覚えました。

今ではYouTube等で調べ「デジタル所有権」という自分自身の中では非常にわかりやすく、物事をつなげやすい一言で記録させています。

2.NFT市場

市場規模は2020年に約300億円程度だった市場規模も2021年9月までに約1.5兆円を超え、最終的には約4.7兆円とすごいスピードで成長を遂げ続けています。

2022年2月現在、

日本でもLINE、GMO、Coincheck、SBI、メルカリ、楽天など日本のBIG企業が参入、これからどんどん増えていくのは間違いない業界だと思いますが、2年後ぐらいには気軽に使えるぐらいまで進歩している気がして心が躍ります!

アート業界、ミュージック業界、ゲーム業界などは沸きに沸いている状況かと思いますが、一番弊社に近いのはもちろんファッション業界です。

ファッション業界ではGucci、Balenciaga、Louis Vuittonなどのハイブランド×NFTや、2020年に登場したばかりの新興ブランドRTFKTのスニーカーが数十〜数百万円という超高価格で取引がされていたり、日本ではBEAMSなどが世界最大のARメタバースイベントやに参加などがここまでの大きなnewsでしょうか。

ここまで来ると海外のスタートアップブランドだけではなく、ハイブランドや日本のファッションブランドによるNFT事業への取り組みも今後増えていくと思われますが、全体的にはまだまだ前衛的なブランドやアーリーアダプターに限られているのが日本の現状かと思います。

内容としては販促要素がまだまだ強いの現状かと思うのですが、アバターの洋服販売、商品のメタバースとリアル店舗の限定商品同時発売、リアル商品のNFTタグ付与、その後のロイヤリティ収益(二次流通以降の売買もトラッキングできるようになりますので、販売元にもロイヤリティが還元される仕組みを作ることが可能)です。

 

3.NFTをきものへ

では、自社サービスとしてどう活かすことが出来るのか

容易に想像できることとしては、メタバース(もしくは取引プラットフォーム)でたちばなメタ店をつくりアバターのきものを売ること=現実世界の延長線です。

ただ、容易に想像はつきますが容易に準備することはできません。

工程としてはメタバースで土地を買い(プラットフォームへ出品でも良いですが)、店や商品はすべて3Dグラフィックで制作しなければいけませんが、呉服業界というのは少々情弱になりやすい体質があります。

その為、一番危惧していることは、100年200年ときものという日本文化を伝えてきた人たちではなく、きものがわからない人が先行優位で売切ってしまうことが出来るんです。。

私としては
そこは知識も伝統もある(わかっている)呉服屋がしっかりと行い、若年層や海外の方々にもきものを気軽に着て頂くチャンスだと思い取り組むことが出来ればと思っています!

そこにはメタバース上だから出来ることが掛け算とした上で、フィジカルと同様しっかりと日本の文化を伝えることです。

 

4.きもの×NFT まとめ

各分野におけるNFTのユースケースはアナログ・デジタルの枠にとらわれず多種多様であり、まだまだ様々な企業が活用方法を模索している状況です。

今後、シンプルかつ直感的なUX、簡単に日本円で取引することが出来れば(欲を言えば法整備も)、ライバル達は増え加速することは間違いない『NFT』『メタバース』!!近い将来、ビジネス世界の中心になるというのは過言ではないというモノです。

もし知らないという方はしっかり調べ、どのようにビジネスに活用していくかを熟考しましょう!

そこにはフィジカル空間では実現できなかったことも可能になる社会が形成される可能性が大いにあります。

アメリカではメタバース関連支出総額は8兆3000億ドル(約930兆円)に達する可能性と、今後10年以内にメタバースが数兆ドル(数百兆円)の価値を生み出すと見込んでいると・・

我々はメタバース革命に立ち会えるということ、そしてビジネスチャンスがあるということを楽しんで取り組んでいければと思います。

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