【長野市】 卒業式もこれで安心!着崩れ防止!袴の所作&マナー |株式会社たちばな|
2023.03.24
#お知らせ
卒業式まであと少し!
卒業式に袴で出席するという方も多くいるのではないでしょうか?
袴を着る場合は着崩れに気を付けたいところ。
そこで今回は袴の着崩れ予防&着崩れしたときの対処法や袴での所作(しょさ)についてご紹介していきます!
目次
袴の所作
▼袴姿での座り方
▼袴姿での階段の上り方
▼袴姿での階段の下り方
▼袴でトイレに行くとき
▼車の乗り降り
他にも気を付けたいポイント
▼落ちたものを拾う
▼大股で歩く
▼腕を上げすぎない
▼袴の裾・着物の袖が汚れないように!
着崩れしたときの対処法
▼衿元の着崩れ
▼袴が下がってきた
▼袴の紐がほどけた
▼袴のとき持っていると便利なもの
袴はどんなときに着崩れしやすくなるの?
袴で着崩れしやすくなるのは
- トイレ
- 階段
- 着座(座るとき)
の3つが主です。
他にも車の乗り降りや大きく身体を動かしたときも着崩れしやすくなります。
これらの動作は袴を着て普段通り行うと着崩れしやすくなってしまいます。
そのため袴用の所作に変えると着崩れする可能性がぐっと減ります。
袴の所作
袴姿での座り方
袴で椅子に座るときは、袴の両脇から後ろに手を入れて、袴の後ろを持ち上げながら座ります。
このとき持ち上げるのは袴のみで、帯は持ち上げなくてよいです。
座ったとき、袴の裾が床に付かないように注意してください。
また、座るときは椅子に浅く腰かけ、背筋を伸ばして座るのが◎。
深く腰かけると背もたれに帯が当たり、着崩れしやすくなります。
ちなみに袴の後ろを持ち上げず座ると、
自分の体重で袴が引っ張られて着崩れしてしまうので、必ず袴を持ち上げてから座るようにしましょう。
袴姿での階段の上り方
袴で普段通りに階段を上がろうとすると、袴の裾を踏んでしまいます。
そのため袴で階段を上がるときは、袴の前の裾が階段につかないように、袴の両側から手を入れて前を浮かせながら階段を上ります。
袴姿での階段の下り方
袴で階段を普通に下りると、後ろの裾を床に擦ってしまいます。
なので座るときと同じように、袴の両脇から後ろに手を入れてお尻のあたりで袴を浮かせながら階段を下りると◎。
袴でトイレに行くとき
袴でトイレに行く場合、
まず着物の両袖を帯と袴の間にはさみこみます。
次に袴→着物→長襦袢…のように着用している着物の外側から順番に1枚ずつめくって持ち上げます。
ここで全てを同時に持ち上げると着崩れの原因になってしまうので、必ず1枚ずつ持ち上げるようにしましょう。
そして一番内側にある肌襦袢で、持ち上げた着物や長襦袢を包んで固定します。
このとき手で固定しても、肌襦袢を袴と帯の間に入れて固定しても、どちらでもOKです。
トイレが済んだら、先ほどとは逆の順番で袴や着物を1枚ずつ戻します。
そのあと全身をチェックし、着崩れが起きているところがないか確認をして下さい。
ちなみに袖に関しては、手を洗ってから戻した方が袖が濡れる心配がなくなります。
車の乗り降り
車に乗るときは、座るときと同様に袴の両脇から手を入れて、袴の後ろ側を少し持ち上げたままお尻から車に乗ります。
座席に腰かけたら袴の両脇から手を入れて袴の前側を軽く持ち上げます。
着物の袖はひざの上に置き、身体を座席側に90度回転させて足を入れます。
荷物がある場合は先に車に荷物を載せるとスムーズです。
車から降りるときはドアを開け、着物の袖をひざの上に置いてから身体を90度回転させて足を外に出します。
袴の両脇から手を入れて、袴の前側を少し持ち上げてから立ち上がればOKです。
他にも気を付けたいポイント
落ちたものを拾う
落ちたものをそのまま拾おうとすると、着崩れする原因になってしまいます。
袴姿で落ちたものを拾うときは、
ものを拾わない方の手で袖を持ちながら、
落としたものの横に立って背筋を伸ばしたままゆっくりしゃがんで拾いましょう。
大股で歩く
大股で歩くと袴が着崩れやすくなるので、
普段よりも歩幅を小さくして、内股を意識して歩くと袴姿が綺麗に見えます。
腕を上げすぎない
友達に手を振ったりして、袖口から腕が大きく出てしまうと少しはしたなく見えてしまいます。
腕を上げるときは袖口をもう片方の手で押さえると上品に見えますよ。
袴の裾・着物の袖が汚れないように!
雨や雪など悪天候の中歩くと、袴の裾に雨水や泥が跳ねることがあります。
レンタルの場合は汚れたまま返却すると、クリーニング代を請求されることも…。
そうならないようにあらかじめ
「袴が汚れたときの修繕費を補償してくれるプラン」に入っておくと◎。
こういったプランはどこのお店でも用意されており、
おおよそ1,000~3,000円程度のところが多いので、
万が一に備えて入っておくのがおすすめです。
ちなみにたちばな・シャレニーの場合
「安心サポート」2,200円(税込)が、袴が汚れたときの修繕費を補償するプランになります。
※「安心サポート」は2024年以降卒業式の方の場合、
袴単品レンタルが1,100円(税込)、
小振袖(着物)単品レンタルが1,100円(税込)、
どちらもレンタルで2,200円(税込)となります。
袴以外に振袖や礼装着物などにも付けられるので、
卒業式に礼装着物のレンタルを考えているお母様にもおすすめのプランです。
※礼装着物レンタルの場合、価格は1,100円(税込)となります。
また、礼装着物のレンタルを考えているお母様にはこちらもおすすめです↓
着崩れしたときの対処法
衿元の着崩れ
衿元が着崩れしてしまったときは、
① 袴の右脇から右手を入れる
② 着物の右肩から下部分を下に引っ張る
③ そのあと左脇から左手を入れ同じように下に引っ張る
と着崩れを直すことができます。
袴が下がってきた
袴が下がってきてしまったときは、
袴の脇から手を入れて、着物を下に引っ張りながら帯と袴を一緒につかみ、ぐっと上に持ち上げる
という方法をとって下さい。
それでも下がってきてしまう場合は帯そのものが緩んでしまっているので、
- 帯を結び直す
- 帯と袴の位置を元に戻した後、着物と帯の間に薄手のフェイスタオル(旅館などでもらう白い薄手のタオルがおすすめです)を小さく折りたたんで入れる
のどちらかを行って下さい。
袴の紐がほどけた
袴の紐がほどけてしまったときは紐を結び直すのが◎。
また紐がほどけてしまわないように、
紐をしっかり引っ張りながら蝶々結びをします。
そのあと、結び目に片方の紐をかけてあげればOKです。
袴のとき持っていると便利なもの
袴を着たとき、持っていると便利なグッズがあります。
それは薄手のフェイスタオルと洗濯ばさみの2つ!
薄手のフェイスタオルは先ほど説明した通り、
帯がずり落ちてきてしまうときに使うと◎。
洗濯ばさみはトイレのときにめくった袴や着物を固定しておくのに役に立ちます。
固定する場合は袴や着物を帯に留めるようにすると◎!
数は2~4個ほど持っていると良いかと思います。
卒業式の袴の所作&マナーまとめ
いかがでしたか?
卒業式当日に困らないために、前撮りのときや卒業式の前日に練習をしておくと良いかもしれません。
ちなみにたちばな・シャレニーでは着付け後に袴の所作について軽くお伝えしております!
せっかくの袴姿、当日に着崩れしないように所作に気を付けながら、素敵な卒業式にして下さいね♪
Inquiry お問い合わせ
当社のサービスや商品に関することはもちろん、お着付や・お手入れ・きものの素朴な疑問やわからないことなど、お気軽にお問い合わせください