地元に残る伝統工芸品に触れ、学んできた真面目なお話
2020.11.03
#お知らせ
こんにちは
”きものの秋”
みなさんきもの着てますか!?
僕が着ないでドヤ顔してるのはツッコんじゃだめです
長野県内は各地で山々が紅葉を迎え
絶好の”行楽の秋”となっております
そして、おいしいものもたくさんの
”食欲の秋”でもあります
そして今年はなんと言っても
”GO TO キャンペーン”
きものの秋 × 行楽の秋 × 食欲の秋
なんかできないかなぁ・・・
そうだ!
地元のきものの勉強ツアーに行こう!
GO TO きもの工房ツアー
やっちゃおう!
GO TO キャンペーンを利用して!
という感じで、勉強熱心なスタッフを
連れて行ってきました
長野県駒ケ根市で生産されている
伊那紬(いなつむぎ)
女性ばかりの当店では女性の権力が強いため
朝ごはん食べたいというご要望にもお応えし
店長自らドライバーとなり
GO TO させていただきました
伊那紬の基本知識を簡単に
長野県は古くから”蚕の国”と呼ばれるほど
養蚕業が盛んな地域でした
長野県のほぼ中央に位置する諏訪湖を
源流とする天竜川沿いの地域には
古くから養蚕業が根付いていました
また、中央アルプスや南アルプスの麓のため
植物が多く自生しており、天然の染料を用いて
きものを染める技術と文化が育まれました
江戸時代には良質な繭は京都や名古屋などに
出荷していましたが、不良品となり出荷できない
ものを自家用として使って生み出したのが
伊那紬の始まりとされています
1970年代には120軒ほどの伊那紬の工房が
あったそうですが、現在では1910年創業の
”久保田織染工業”様が唯一の工房となっています
たった1社で生産しているため、非常に希少性が高く
1975年には現在の経済産業省から
”伝統工芸品”に指定されました
そんな伊那紬は、伝統工芸品のきものを着てみたい
と思うきもの愛好家の間で憧れともいえる存在と
なっています
伊那紬については
こちらの久保田織染工業の久保田専務にたくさん
教えていただきました
1軒しか製造していない伊那紬を後世に残すため
若くして家業に入る決断をし、純粋に伊那紬と
向き合うすごい職人さんです
伊那紬について詳しくは
HPにて製造工程を説明して下っています
のでご覧ください
スタッフの様子はと言いますと
たくさん質問をして
たくさんメモをとって
しっかり勉強してくれたと思います
ハラダは動画をたくさん撮っていたので
気になる方はハラダに
「お菓子あげるから動画見せて~」
と、お問い合わせください
喜んで見せてくれるはずです
機嫌がよければお菓子なくても大丈夫かな・・・?
伊那紬を勉強したあとは
GO TO キャンペーンの恩恵により
駒ヶ根名物の
”ソースカツ丼”を食べて
食欲の秋も満喫しました
しかしながら
先に書いたように、以前は120軒ほどの
工房があったのが、今はたった1軒・・・
そんな厳しい現実は工房の中を見ると
生産が激減したため、所有している機械も
ほとんどが稼働させることができずに放置
されている光景が、厳しい現状を物語っていました
糸を染める工程は、すべて久保田専務が一人で
やっているそうです
生地を織り上げる職人さんも
わずか数名・・・
それでもみなさんが、伊那紬を製造し続けて
いらっしゃるのは
”伊那紬を後世に残したい”
という強い想いに他ならないのだと
思います
そんな職人さんたちの想いを感じ
僕たちができることを考え
地元に残る素晴らしい伝統工芸品
伊那紬をみなさんに知ってもらうべく
10反限定
で、下記期間中に店内に特別展示
します!!
急な日程ではありますが、職人さんたちの
想いに触れてみたい方はぜひこの機会に
ご高覧いただけたら幸いです
伊那紬特別展示
11月5日(木)~9日(月)
OPEN 10:00 CLOSE 21:00
※9日(月)は17:00までの展示となります
期間中は他にも”全国のきものや帯”が見れる
”日本の染織工藝展”
と
”人気作家の新作発表展”
を同時開催していますので
併せてお楽しみください
そして、せっかく GO TO キャンペーンを
利用して行ってきたので
”地域共通クーポン券”を利用して
心ばかりのお土産を買ってきましたので
ご来場いただいた方プレゼントしようと
思います
数に限りがありますので、なくなってしまったらゴメンナサイ・・・
みなさまのご来場をレベルアップしたはずの
スタッフ一同、心よりお待ちしております!
それではみなさんご一緒に!
この週末は~
GO TO あかしろき!!
では!
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