振袖にブーツって大丈夫?振袖にブーツを履くときの注意点を紹介!

振袖にブーツって大丈夫?振袖にブーツを履くときの注意点を紹介!

成人式は一生に一度しかないから、こだわって可愛くしたいですよね。

卒業式の袴と同じように、成人式では振袖にブーツを合わせてみたい!

と思う人も少しずつ増えているのだとか。

綺麗に履くためにいくつか注意点があるのでチェックしていきましょう!

 

振袖にはなぜ草履を合わせるの?

振袖のコーディネートには必ずといっていいほど、ブーツではなく草履が合わせてあります。

卒業式などで着る袴にはブーツも草履も合わせますが、なぜなのでしょうか?

 

実は謎を紐解く鍵は “振袖の意味” にあるのです!
振袖は着物の中でも袖が長く、華やかな着物という印象がありますが、
振袖の役割が “未婚女性の第一礼装” にあるからなのです。

 

つまり、振袖はまだ結婚をしていない若い女性の最もフォーマルな装いであり、

結婚 “式” とか成人 “式” とか、人生の節目を飾る式事の時には振袖が最適ということです。

振袖は最も格の高い着物=正装になるので、足元は洋のものであるブーツではなく、

和のものである草履を合わせるのが、正式ということになります。

 

また、振袖にブーツを合わせると、ブーツを脱ぎ履きした時に

脚をさらけ出してしまう可能性があります。

裾(すそ)がはだけてしまうと上品ではありませんよね。

せっかく綺麗に着た振袖が着崩れてしまうことにもなるので、

ブーツを合わせる時には注意が必要です。

特に結婚式などのフォーマルな場面では、おしゃれよりも見られ方やしきたりを重視しましょう。

 

袴はもともとは女学生たちの制服として定着した歴史やハイカラさんの流行もあり、

礼装ではないのでブーツもOK!になっています。

 

ブーツと草履のメリット・デメリット

どちらにも良い部分と気をつけたほうがいい部分があります。

メリットとデメリットをチェックして、目的に合わせてコーディネートを組んでみて下さいね。

 

ブーツのメリット・デメリット

◎防寒対策がしやすい
◎他人のコーディネートと差をつけられる
◎身長を盛ってスタイルを良く見せられる
△結婚式などのフォーマルな場面には向かない
△脱ぎ履きがしづらい

草履のメリット・デメリット

◎フォーマルな場面に格式を合わせることができる
◎和の雰囲気が出る
◎振袖やバッグとの相性が良い
◎脱ぎ履きがしやすい
△足袋1枚だと足元から冷えやすい

 

振袖に合うブーツの選び方

ブーツを選ぶ時のポイントは3つあります。

1. 脱ぎ履きのしやすさ

ブーツのジッパーを上げ下げする時にしゃがむことで振袖が着崩れてしまうことがあります。

振袖は袖が非常に長く、床に擦ってしまうと袖が汚れたり生地を傷めてしまいます。

しゃがむことで裾(すそ)を踏んだり、前身頃(まえみごろ)がはだけやすくなるので

着崩れにつながります。
そうならない為にも、両サイドもしくは片方がゴムになっているサイドゴアブーツなら

指で履き口を少し調整するだけで履けるので良いかもしれません。

伸縮性があるので脚にフィットしてくれます。

ただし、ゴムの部分が見えると見栄えがよくないので気を配りましょう。
紐だけのものよりも、サイドにジッパーが付いているものを選び、

極力しゃがまなくても良いように工夫してみてくださいね。

 

2.ブーツの丈の長さ

できればミディアム丈が望ましいです。

3~5cmくらいのショート丈だと、歩いた時や階段を上り下りした時に

振袖の裾(すそ)から素脚やタイツが見えてしまう可能性があります。

くるぶしから10cm程度は高さがあると安心ですね。

逆にロング丈だと振袖の場合は脱ぎ履きがしづらくなるかもしれません。

 

3.ブーツのデザイン

振袖の雰囲気に合うようシンプルなデザインを選びましょう。

ブラック・ブラウン系のシンプルな落ち着いたブーツは袴の時にも人気があります!
振袖の色や柄とのバランスが重要で、振袖が色彩豊かな場合は黒やダークブラウンにして

全体の印象を引き締めてあげます。

逆に振袖が黒や白などモノトーン寄りの時はワイン色やライトブラウンなどにすると

全体の調和がとれやすいですよ。

ヒールの高さは全くないよりは少しくらいヒールがあるほうが、足元が細くすっきり見えますが、

高さが10cm以上あるようなハイヒールは歩きづらいのであまりおすすめしません。

洋服と違い、慣れていなくて裾(すそ)を踏んでしまうことを考えると、5cm程度のヒールの高さが好ましいです。

足元をすっきり見せたいのであれば厚底も避けたいですね。

 

振袖×ブーツのまとめ

いかがでしたか?

ブーツを振袖に合わせて履くときの注意点をまとめてみました。
振袖を着る場面=お祝い事の場面=格式が高いことが求められるので、
結婚式や厳格な式典などで振袖を着る時には気を付けたいですね。

小物のコーディネート次第で雰囲気ががらっと変わるのが着物の良さだと思います。
TPOやコーディネートのコツを押さえて、振袖で過ごす特別な時間を安心して楽しんで下さいね!!

 

 

 

 

 

 

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